岡本海外医療援助基金(Okamoto Medical Fund)|Selim Reza医師
略歴
Dr. Mohammad Selim Reza
生年月日: | 1972年2月14日生 | |
出生地: | バングラデシュGazipur | |
学歴: | 1991-1992 | Notore Dame Collage |
1994-2001 | Chittagong University | |
Medical Science | ||
Bachelor of Medicine and Surgery | ||
2004-2008 | Nara Medical University | |
Department of Endocrinology |
Dr. Selim Rezaの日本への留学
成長障害を伴う内分泌疾患のスクリーニング法
岡本新悟著
私は自国バングラデシュの医療が著しく遅れており、特に成長障害の診断と治療にはほとんど手がつけられていない事に気が付き、文献を調べているうちに、日本のWHAMES法というスクリーニング法を見つけた。
その考案者が奈良県立医科大学の准教授の岡本新悟先生であることを知り、留学の許可を頂いた。
実際岡本先生について指導をうけるうちに、このWHAMES法は自国でも成長障害のスクリーニングに使えると確信することができた。
日本への留学目的
- 成長障害を伴う内分泌疾患に対する診断と治療が、バングラデシュでは十分に進歩していない。
- したがって、これらの疾病の患者に対する初期診断と治療を日本にて研究したい。
- スクリーニング法(WHAMES法)が、バングラデシュにおけるこれらの疾病の初期発見に有効だと分かったこと。
岡本新悟・奈良県立医科大学客員教授によるDr.Selim Rezaの推薦
(以下、英文推薦状より翻訳)
私はMohammad Selim Reza医師を優秀で、かつ信頼のおける医師として推薦します。
彼は4年間奈良県立医科大学で内分泌学と一般臨床の研究に従事して、内分泌・代謝学の専門医( Fellowship)を取得しました。
彼は常に自国の自分の生まれ育った故郷で働き、患者を助けることを心に抱いて研究していました。 彼は温かい心をもった、責任感の強い医師です。その彼に、「赤ひげ先生」という名前を送ります。「赤ひげ先生」とは日本の心やさしい名医の愛称なのです。
そして私は彼と研究を共にするなかで、彼の考え方に感銘し、彼の夢の実現を援助すべく「岡本海外医療援助基金:Okamoto Medical Fund」を設立しました。
彼は「赤ひげ先生」の心を持って、この岡本海外医療援助基金を発展させ、バングラデシュの多くの患者さんを助けてくれることでしょう。
最後に私は、彼の発展を祈って次の言葉を贈ります。 「君の夢はすなわち私の夢でもあるのです」
奈良県立医科大学で医学生との討論風景
奈良県立医科大学からのFellowship の認定書
Dr. Reza君が吉田修学長から認定書を授与された時の記念写真